ボクシングジム_DAY-2_ジャブ・ストレート

「ちゃんとガードしないと、こうなるよ」

 

と、トレーナーはキッズに言った。

 

昨日、スパーリング中に鼻骨骨折 + 流血で、トレーナーは大変だったらしい。

 

痛風発作から8日目夜、ボクシングジムに来た。

9月の痛風発作より、約一ヶ月で2回目の痛風発作を起こした。

念願かない、入会手続きをした二日後に発症。

ボクシングにジムに早く行きたかったので、たらいに氷と水を入れ、足を突っ込み冷やした。

気持ちを抑えつつ、毎日アイシングしたが復帰まで8日の時間を要した。

 

松葉杖も不要で、靴も履ける。

前回よりは軽い症状。

しかし、くるぶしの奥が痛い。

そんな感覚が、まだ残っている。

 

右足つま先がやや、外側を向いている。

関節の可動域が狭くなっているもよう。

 

仕事中、ワンツウーと空振りしてみた。

少し痛い。

しかし、不思議なもので、ボクシングジムに着き、着替えを終えストレッチを始めると、痛み・違和感が無い。

アドレナリンがでているのであろうか、気にならない。

 

ストレッチを終え、シャドーの時もなんともない。

 

ミット打ち・踏み込んでジャブからのストレート。

半歩踏み込んで、ジャブをパン!

からのストレート ドン! 。

 

基本の き。

いろはの い 。

 

地味で爽快t感も無いが、いろはの い なので、トレーナーの言う通りきちんと行う。

「わかりました」「ハイ」「もう一度やります」と、若いころに戻ったような感覚。

素直なオヤジの言動。

 

体験入会の時は、「踏み込み過ぎる」「近い」「前に加重して」とダメ出しのオンパレード。

だが、本日はダメ出しがない。

右後ろ足もきちんと、ついて来ているのだろうか ?

 

2R = 6分のミット打ちを終了して、サンドバックに向かう。

たった今、ミット打ちでやったことを、サンドバックで復習する。

 

半歩踏み込んで、ジャブをパン!

からのストレート ドン! 。

 

ちゃんと復習している、なんと素直なオヤジだろうと、心の中でつぶやいた。

 

トレーナーが死角から見ていたようで、「そう」「いいよ」「ストレート、きちんと後ろ足回っている」と何度か言った。

やっと、気分の良いお言葉頂いた。

 

素直に嬉しかった。

 

しばらくやっていたが、地味な練習な為、少しだけ飽きてしまった。

なので、インファイトボクシングでの左フックを始めた。

 

踏み込んでジャブ、そしてダッキングからのレバー打ち。

からの、返す刀で左フック。

からの、右フック。

そして、ウィービングで戻る。

 

出典: 協栄ボクシングジム

 

ドン! ドン! パア~~ンとね。楽しい ♪ 気持ち良い ♪。

気分はもう、幕の内一歩。

 

しばらくすると、腰に違和感を覚えたので、サウスポーに変え右・左とフックを打って終了。

 

右構え・左構えと、スイッチして打つ。ほんと、これ良いんです。

すぐに、腰の違和感は無くなるし、あくる日も腰 痛くならない。

 

縄跳びのお時間

一番嫌いで、一番つらいお時間が来た。

できる事ならやりたくないが、避けては通れないトレーニング。

その為にウイニングの縄跳びを購入した。

品番: F-66 ヘビーロープ。

「胃カメラ1号」と名付けた。

アマゾンにて4,380円で購入。

 

たけーよ。

重いが跳びやすいウイニング社製の縄跳び。

ボクササイズの時、何度かこのF-66 ヘビーロープは使用したことがあり、跳び心地良かったので購入した。

しかし、縄跳びが4,380円と高い。

 

跳んでみる。案の定、30秒過ぎたころから私の顔は歪む。

変な顔のオヤジが、より変な顔になる。

鏡に映る顔を見て「変な顔」と心の中でつぶやいた。

 

そして、1分も もたず、両足は止まった。

 

ボクシングジムでは、縄跳び3分跳んで、40秒休憩。休憩後、又3分 跳ぶを練習プログラムとしている。

もちろん、体力と相談して、やってもやらなくても良いと言われている。

現に、やらない者も多数存在する。

 

しかし、素直でやる気満々のオヤジ、連続3分は到底無理だが、いつの日かぴょんぴょん跳べるようになる事を夢見、変な顔をしながらけなげに続ける。

 

筋トレルームに移動。

私、フィットネスネスジムにまる四年間通いました。

一通りウェイトトレーニングは経験しましたが、経験しただけで、ほぼトレーニングとして活用しなかった。

理由は、自ら進んで重い物を持つなんて・・・。

考えられなかった。

 

しかし、ボクシングジムに入るって決意してから、ボクシングは下半身と、体幹を中心にした回転運動がやはり重要と確信。

そのためには、腹筋・背筋トレーニングはもちろんの事、ある程度ウェイトトレーニングもせねばと思った。

 

肩にメロンがのったような身体で、ボクシングができたらな。とも想った。

 

よって、寝そべってのバーベル上げ、7.5キロ×2 の15キロ・12回の3セット。

+ ラットプルダウン・25キロにセットし、10回の3セット。※座ってTバーの両サイドがやや下に向いているものを、胸まで下げるやつ。

+斜めになっている腹筋台で、10回の3セット+背筋台で10回の3セットから始めた。

 

バーベルは10キロ×2の20キロでも良いと感じた。

ラットプルダウンは、30キロでも良いかと感じた。

しかし、楽な方を選ぶのは必然。

性格的にね。

 

また、筋トレを無理に頑張ると、痛風発作が起こる可能性が高くなると、読みかじったからだ。

 

トレーナーの言葉に耳が ダンボ。

最後のトレーニングメニューであるストレッチをしていると、ミットを持っていただいたトレーナーが、キッズの先生と思われる人に「昨日ここ、凄い血で大変だった」と言い、私の足元を指さす。

私の耳はダンボになる。

 

キッズの先生は「誰ですか? 怪我ですか?」と返す。

トレーナーは「見ます?」と言い、携帯を取りに行く。

画面を見たキッズの先生は、お知り合いらしく、○○さんだとつぶやいた。

 

トレーナーは言った。「ちゃんとガードしないと、こうなるよ」と、キッズに。

言われたキッズ、なんとも言えぬ顔をした。

 

我々の生息する俗世では、人を殴り、殴った相手の鼻をへし折ったら傷害事件。

被害者との示談が成立しなければ、起訴され罰金50万円払い、めでたく前科者。

前科一犯、罪名: 傷害となる。

 

サラリーマンなら、まず会社クビとなる。

 

しかし、ボクシングの世界では、「ちゃんとガードしないと、こうなるよ」という世界。

 

気を引き締めて、練習しようと心の中で呟いた。

 

本日の体重: 82.8kg 

アマチュアミドル級のリミット75kgまで

オーバー7.8kg