ボクシングジム・体験初日
「打つ時、頭、顔真っすぐ」「スタンスが広い」「後ろ荷重だね」「打ったら下がる」「身体硬いね」「きちんと挨拶してくださいね」
ダメ出しのオンパレード。
体験入会
2023,9月某日、プロ加盟のボクシングジムではなく、アマチュアボクシングのジムに体験入会いたしました。
アマチュアボクシングといえ、スパーリングの時の打撃音はしびれる。
会員さんを見ると、キッズ、学生、若い社会人、女性、そして私のようなオヤジ。
皆、気持ちの良い挨拶をする。
ボクササイズスタジオだと、だら~と入って来て、ろくな挨拶もせず自分の世界に入ろうとする者も少なくない。
雰囲気が全然違う。
中学時代の部活を思い出す。
やはり、スポーツなのだと改め実感した。
体験メニューは、下記の通り。
- ストレッチ
- シャド―
- ミット打ち
- サンドバック
- 縄跳び
- 筋トレ・ウェイトトレーニング
- ストレッチ
約1時間ちょっとのメニュー。
縄跳びがキツイ
私、フィットネスジムにまる四年間通いました。
また、暗闇ボクシング + ボクササイズもそれなりに頑張って行いました。
キックボクシングスクールも参加してまいりました。
My グローブ・Myバンテージも所有しております。
お粗末かと存じ上げますが、それなりに経験いたしております。
が、しかし、縄跳びはもの凄くキツイ。
ボクサーがやっている片足ずつ上げて飛ぶ、ボクサー飛びで1R=3分 を2回、計6分飛べと言われました。
もちろん休憩時間はありますが、40秒との事。
80kgを超える還暦まじかのオヤジには、地獄。
もちろん、まともに飛べません。
30秒が限界です。
子供の頃、ビュンビュン走りながらでも飛べた縄跳び。
それが今では見る影も無い。
シャドーボクシングが、恥ずかしい
ストレッチ終了後、トレーナーが「シャドーやって見て」と言った。
シャドーボクシング自体は、ボクササイズで経験しておりますが、私これが苦手。
大きな鏡の前でシュッシュッと空打ちをする。
自分の姿と向き合い、フォームを整える、基礎の反復トレーニングとでもいうのでしょうか、わからんけど。
なにが苦手かと申しますと、「自分の姿と向き合う」これです。
鏡に映った自分の姿が まー 醜いのです。
脇腹には鏡餅状態のぜい肉。
ほほの肉は垂れ下がり、毛穴の開いた顔面。
おまけに、目の下あたりに変な線、段差がある。
そして、太く短い足。
まるで、老いて太った猪の、断末魔の舞 の様。
シャドーボクシング開始数十秒で「やはり無理です。帰ります。」と言いたくなった。
シュッ・シュッ と言えない。
ボクシングでは、打つ時息を吐きます。
息を止めて打つと酸欠にもなりますし、肩に力が入り力学的にもマイナスとの事。
よって、シュッ シュッ とか、は はっ と発しながら打つのが良いとの事。
しかし、私のような老いて太ったイノシシオヤジが、シュッシュッとやる姿、鏡に映ったその姿を見ると凹む。
汚い、ダサい、イキった変なオヤジにしか思えない。
やはり帰りたい。
一通りシャドーがすみましたら、トレーナーが「まー動けるんだね」と言ってくださいました。
救われました。助かりました。帰ると言わず済みました。
ありがとうございます。
シャドーやるときは「お願いします」帰る時は、全員に大声で「ありがとうございます」
「そう言ってくださいね」とトレーナーに言われた。
新鮮に感じたのは、シャドーボクシングの場所があり、先にシャドーボクシングしている会員さんに向かって「お願いします」と言えというのである。
シャドーボクシングスペースに居るトレーナーに、そう言えというならば、体育会あるあるで納得は簡単。
しかし、同じ会員さんにである。
パイセンなのは間違いないが、同じ会員さんに である。
挨拶、コミュニケーションも含め、スポーツであり、ボクシングなのであろうと、そう受け止めた。
正式入会の申し込み
プルプルマシンに乗っていたら、会長さんが隣に来ていた。
プルプルマシンに乗りながら、身体プルプルしながらプルプルした声で、「正式に入会いたします」と伝えた。
入会の意思表示にしては、やや失礼だったが、ちょうど良いタイミングなのでお許し願おう。
「ありがとうございます」と優しい笑顔の会長さん。
「着替えたら、入会申込書の記入をお願いいたします」と言われ、私はプルプルマシンから降り、シャワーを浴び着替えた。
一通り入会申込書に記入し、備考欄があったので、「インファイトボクシングがしたいです」と記入いたしました。
気分はもう、マイクタイソン となり。
入会を決めた理由
フィットネスジムだと、入会の時、「楽しみましょう」「一緒に頑張りましょう」「ダイエット力になりますよ」など、Staffが優しく言ってくれる。
ありがたいが、まー営業トークである。
だが、こちらのボクシングジムは、そういう事は一切言わない。
ダメ出しの方が圧倒的に多かった。
癖の強いオヤジ、締めてやろうかと思われたのかもしれないが。
しかし、そのダメ出しを素直に受け入れる事ができました。
また、会員規約にまで記載されている「元気よく挨拶」がなんとも新鮮に感じた。
私の生息する世界に、還暦まじかのオヤジに元気よく挨拶! なんて言う人は皆無。
まるで、中学生時代に、部活時代に、タイムスリップしたかのような気分。
もう一度、青春気分を謳歌できるかもしれない。
忘れ物を取りに行けるかもしれない。
そんな 氣 になりました。
そして、なんとも言えない高揚感に包まれました。
私は、やはり、ア リトル 変態なのであろうか。
本日の体重: 84.5kg
アマチュアミドル級のリミット75kgまで オーバー9.5kg |