ボクシングジム_DAY-3_フックで混乱 ?

フックを打つ場合、前左足をぐるんと回すのか。

それとも、前左足をグッと堪えて、回さずに打つのか。

 

まるで、人生の選択だね。

 

シャドーでは横拳 ミット打ちの時は縦拳 これは理解できる。

手のひらを親指が天を向くように握るのが、縦拳。

親指と人差し指が、全面? 目の前にくるように握るのが、横拳。

 

フック打つ仕草して見てください。

どう打つか。

大雑把に言いますと、左手をくの字に曲げ、そのまま腕を固定してぐるん! と回転してください。

でんでん太鼓のようにぐるんと。

縦拳・横拳、両方やってみてくださいませ。

 

横拳のほうが肩に力入らず、素早く打てます。

縦拳の場合、固まるというか、ごわつくと申しますか、やや力んだようなスイングになります。

私のような者が打つと、尚更。

 

よって、シャドーでのフォームチェックや、フックが入った素早いコンビネーションを打つ時、横拳で打て。

これは、何度も耳にした事ございます。

 

又、素早い動きとフォームの美しさに重きを置く、ボクササイズ・エアーボクシングなどでは、トレーナーは横拳で行う事を指導いたします。

 

ミット打ち・スパーリングの時は、本番想定というか対人なので、破壊力も必要となり、縦拳で打つ事を要求されます。

 

これって、理解するのは容易です。

 

しかし、足の話は・・・。

オーソドックスの構えで申しますと、左前足の件。

このフックを打つ時、ぐるんと前足を回す

と、指導するトレーナーと、前足をぐるんと回さず打て と指導するトレーナーが存在いします。

 

もう一つ、前足をぐるんと回しながら、後ろ荷重で打て

綱引きの時のように、ググッーと後ろに引くように打て

出典: すずきけんいちろう

と、指導するトレーナーと

 

ぐるんと回すな。

綱引きのように後ろに引くな。

出典: 京口紘人 Hiroto Kyoguchi

と、指導するトレーナーがおります。

 

ぐるんと前足を回すな というトレーナーは、拳があたったところより、衝撃が対角線上に突き抜けるように打つために、前足を回すな

綱引きのように引きながら打つと、衝撃が逃げるのでダメという道理。

 

イメージしやすい。

 

では、ぐるんと前足を回す と指導するトレーナーの道理は?

 

衝撃が対角線上に突き抜けるように打つためにも、前足を回す。

綱引きのように引きながら打つ。

 

同じよう事を言っている。やり方が違う。そう理解すべきなのであろう。

 

では、どっちの打ち方を尊重し、実行する ?

郷に入れば郷に従え。

その土地(又は社会集団一般)に入ったら、自分の価値観と異なっていても、その土地(集団)の慣習や風俗にあった行動をとるべきである

 

また、自分の身体・心に、しっくりくる打ち方を貫く。

いわゆる、なんと言われようが、納得できる・心に落とし込める打ち方を選択する。

 

迷いますね。困りますね。やや混乱いたしますね。

なんせ、習っている身、練習を積み上げる時期の身。

こちら立てればあちら立たず。

 

日本人的に言えば、人間関係を悪くせず、落とし所見つけて、穏便に事を進めたい。

なんて、思考にもなります。

 

いやですね。会社みたいですね。

 

答え、正解は一つでは無い。TPO

私はこれかなと思います。

 

答え、正解は一つでは無いこと、人生にはありますよね。

“真 一つに非ず。

 

この時は、こちらを選択し。

こんな時は、そちらを選択。

どちらもこなせるよう、準備・鍛錬する。

引き出しをもう一つ作る。

 

どの引き出しを開けたら、この瞬間では最善なのか冷静に判断する。

 

その上で、己の心根を大事にする。

 

納得した一発を打ちたい。

これが私の渾身の一撃だ ! と、放つ時は、自分の心根をしまっている引き出しを開ける。

 

そう これで いいのだ ♪ と 想った 秋の夜長

 

本日の体重: 82.7kg 

アマチュアミドル級のリミット75kgまで

オーバー7.7kg