フィットボクシングスタジオ 木曜の宴

下がって アッパー フック

下がって アッパー フック ストレート アッパー

ステップイン ジャブ ステップイン ジャブ ストレート

 

オジサン、今日もよれよれ ワカメ となり。

2歩下がり 2歩進む

いきなりバックステップからのスタート。

そしていきなりアッパーからのフック。

からの、又下がりアッパーフックからのストレートフック。

 

で終わらず ステップインジャブ もう一丁 ステップインジャブ からのとどめのストレート。

 

これをオーソドックススタイルで四回 サウスポースタイルで四回 と掛け声がかかる。

 

なぶり殺しにする気か?

 

と、思わず声の中で叫んだよ。

腹筋ギシギシさせて喜ぶ 〇藤先生

体験取材の記事作成及び、下半身強化のためのジョギング。

いや、徘徊に忙しく、フィットボクシングスタジオに来るのは久々。

今月初めて。

 

開始時間になり、〇藤先生が「足腰しっかり準備運動して下さいね。かなり負担かかりますので」と。

 

嫌な予感しかしない。

 

スタート、いきなりバックステップからのアッパー ! そしてフック !!

 

まじすか ? いきなり腹筋ギシギシ?

〇藤先生、ソフトな言動で言葉少なめの40後半になろうかという彼。

大手フィットネスジムで、フィットボクシングインストラクターをされていただけあって、中高年に対する指導・対応はプロフェッショナル。

いや、性格的なものかもしれない。

 

彼が出す波動は、フラット。いつも平坦。

本人の心の中は別として、接している我々は安心して受講できる。

 

又、受講者である我々のコンディションをなにげなく見ている。

その証は、3分間のミット打ちを見れば明らかとなる。

 

とは言え、彼、こう ! こう! と「腹筋にきますよ」と時折言う。

打ち方について こう ! こう! とは あまり言わない。

 

しかし、よれよれ ワカメを通り越し、足がもつれる私を見ながら、◯籐先生は満面の笑みを浮かべ喜んでいた。

 

フィットボクシング・ボクササイズの魅力

一言で申しますと “良い塩梅(あんばい)” でやらせてくれる。

もっと言いますと、良い加減 で いい汗かかせてもらえる。

 

と表現できます。

 

私、アマチュアボクシングジムに通っております。

ボクシングジムには、プロ加盟のジムと、アマチュアボクシングのジムと2つございます。

 

例えば、〇藤先生がいたボクシングジムは、具志堅用高・渡嘉敷勝男・勇利アルバチャコフ など世界チャンピオンを世に出した協栄ジム。

べりー ふぇいます。ゴリゴリ。ボクシング好きなら誰でも知っております。

紆余曲折があり、現在では経営者が変わり、看板も変わり、再スタートされたジムです。

 

私の通うボクシングジムは、学生時代の部活のようなジム。

構え・打ち方はもちろん事、「お願いします」「ありがとうございました」など、基本・礼に重きを置くジム。

いわゆる amateurism に則った ジム。

 

この部活のようなボクシングジム、オジサンにとっては新鮮であり、懐かしい。

なにも文句は無いし、気持ちも良い。

新たに0からスタートできる気分にさせてくれます。

 

反面、来年還暦を迎える私には、アゥェー感も あ りとる 感じる時がございます。

 

でも、このフィットボクシングスタジオは、細かいことより、とにかく身体をぐりんぐりん廻して、いい汗をかかせてくれる。

ドロドロに疲れさせてくれる。

頭の中真っ白にさせてくれる。

 

やはり、フィットボクシングは爽快 ♪

 

フィットネスなボクシングだが・・・

<フィットネス>

元来は体力という意味であるが、現在では健康の維持・増進を目指して行う運動のことも指す

 

フィットネスなボクシングのフィットボクシングスタジオ。

ソフトな言動の講師。

フラットな波動を出す〇藤先生。

とは言え。

 

プロ加盟・協栄ジム出身の〇藤先生。

 

やはり、ボクサーの血は濃い模様。

 

オジサンとは言え野郎がヘロヘロしていると、満面の笑みを浮かべ喜ぶ〇藤先生。

負けじと頑張ってよりヘロヘロすると又、喜ぶ〇藤先生。

 

そして、ヘロヘロにされたオジサンも、なぜだか気分が良い ♪

 

木曜日の宴は そうして終わった。