ボクシングジム DAY-14 フック? フック♪ ふふふ ♡

「ワン ツー フック いきましょう」

 

だって。

 

うれピー♡

フックを打つと狂気が芽生える?

本日のミット打ち、若いトレーナーが担当。

 

リングに上がってジャブから始まりワンツーそして、ワンツーフック。

 

フック ? フック♪ ふふふ ♡

 

待ってましたよ。

 

肩の力を抜いて、グローブの向こう側に衝撃が抜けるイメージで体重乗せて打ち込んだよ。

これ、フィットボクシングスタジオの◯籐先生の教え。

 

ひっかけるイメージでは無く、脳ミソを衝撃でグズグズにするイメージと受け取った。

縦拳でインパクトの瞬間に拳握り込み、当たる間近にブレーキをかけるイメージ。

表現が適切かはわからないが、左フックに全体重を乗せて、こめかみに衝突させるような感じなのです。

本人はね。

 

不謹慎かも知れないが、俺の左フック喰らって脳○傷になって♪ なんて狂気が湧いてくる。

実際そうなったらボクシングやめるくらいの葛藤と、罪悪感に囚われると思うのだが、湧いてくるのだから仕方ない。

 

少なくとも、トレーナーの手が痺れ、苦痛に歪む顔が見たい。

 

というのが、本心かもしれない。

 

業なのか 本能なのか それとも

来年、還暦を迎える。

自営業者として、30年以上も商売頑張ってきました。

人生、色々と経験して参りました。

 

愛と情も理解いたしております。

感謝というWordもきちんと理解いたし、感謝しながら生きているつもり。

節度もわかるし、子供年寄りには優しいつもり。

 

しかし、ボクシングの構えをすると、もう一つの自分が存在することに気づく。

 

俺に殴られ、顔はボコボコ、鼻は曲がり、口から血を流し、俺の目の前で倒れて欲しい。

そう、本気で想う自分が居る事にね。

 

陰と陽。光と影。正気と狂気 ?

なんだかわからないが、殴ってぶちのめしたい。

 

それ一点となる。

 

ボクシングの技術も無ければ、若くも無い。

オヤジファイトに出たいと真剣に思っているが、でられるかもわからない。

痛風・坐骨神経痛の悪化で、いつ練習すらできなくなるかもしれない。

あまり時間が残されていないのかもしれない。

 

だから余計に想いが増幅されるのかもしれない。

 

3分2ラウンドのミット打ちが終わった。

若いトレーナーは「左フック、肩の力抜けて強いパンチで良かったですよ」そう言ってくれた。

営業トークであっても嬉しい。

自分が想った事を実践して、結果が出たのだと素直に喜ぶとしよう。

そして、なにも言わず気持ちよく打たせてくれた彼にも感謝した。

 

いつか、近いうちに、手が痺れ、苦痛に歪む顔をさせよう。

 

改め、そう 誓った。

 

本日の体重: 79.2kg 

アマチュアミドル級のリミット75kgまで

オーバー4.2kg